チーターはなぜ速いのか?(尾っぽの役割・弱点) |
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地上でもっとも速く走る動物としてしられているチーター。その時速は
110キロと言われており、わずか2秒で時速70キロ以上まで、
スピードを上げる事ができ、100mを3.5秒で走ると言われています。
(人類最速:ウサイン・ボルトの世界記録は9秒63、
日産のGT-Rは100mを3.0秒で走ります。)
ではなぜこんなに速く走れるのでしょうか?早速、速く走れる秘密と
体の特徴・弱点について調べてみました。
チーターが速く走れる理由

@頭が小さい
他のネコ科の動物であるライオンと比べても頭が小さく、
速く走る為の体となっています。
A背骨が柔らかく全身バネのようになっている。
(体中が筋肉で覆われている。)
やわらかい背骨とやわらかい体・筋肉を使ってバネのように
走る事ができます。
Bシャープな体つきをしている。
チーターの体長は110-140cm、体重は40-65kgです。
ライオンの体長240-330cm、体重120-250kgから比べても
非常に細くてシャープな体つきをしている事がわかります。
C足が細くて長い
人間でも足が細くて長い方が短距離が有利なように、
チーターも短距離に有利な体つきをしています。
D出っ放しの爪
ネコやライオンは爪を出し入れする事ができますが、
チーターの爪は出っ放しです。この爪がスパイクの
役目をする為、速く走る事ができます。
ちなみに、チーターは走るのも速いですが、止まるのも速いです。
車の場合、時速100kmで走っていたら止まるのに40mかかりますが、
チーターは時速110kmの速度から一瞬で止まる事ができます。
チーターのブレーキ力にはビックリです。
チーターの「尾っぽ」は何の為にあるの?
チーターの「尾っぽ」の長さは65-80cmにもなりますが、
これは何のためにあるのでしょうか?
実は、この「尾っぽ」は速く走る為ではなく、体勢を整える為に
あるんです。ウサギ等の獲物はチーターに見つかれば、
角度をつけて曲がったりしてなんとか振り切ろうとするので、
チーターもすぐに体勢を整えなければなりません。その時に
尾っぽが体勢を整えてくれる役割をしてくれるのです。
チーターの弱点
チーターは全身の筋肉を使い、全速力で走る為、
体力がありません。全力疾走できるのはわずか400mと言われて
います。つまり、わずか13秒しか全力疾走で走る事ができないのです。
(その為、狩りの成功率は50%以下と言われています。)
人間であれば、20秒程度は全力疾走できますので、
全力疾走できる秒数で見れば、人間の圧勝ですね。 |
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